The Daily Progress~悩める30代のコツコツ習慣ブログ

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〈書評〉決戦!関ヶ原

【タイトル】
決戦!関ヶ原
【著者】
伊藤潤、吉川永青ほか
【発行所】
講談社

・きっかけ
「7人の作家の競作長篇」ということにひかれて購入

【書評】
関ヶ原の戦いを7武将の視点から、7人の作家が描いた作品です。
徳川家康宇喜多秀家島津義弘小早川秀秋石田三成など、それぞれの武将の決戦での思惑が交錯する様子が描かれています。

「各武将の思惑、謀略」が面白い!と感じました。
戦争における、「駆け引きの深さ」というべきでしょうか。
昔の人は、味方につく、裏切るなど様々な駆け引きで生き残ったり、滅んだり…
そんな武将たちの深謀遠慮が垣間見えた一冊でした。

徳川家康から描かれ、石田三成で終わるという流れがとても良かったです。

個人的に好きだったのは、小早川秀秋を描いた冲方丁さんの章でした。
裏切り者、軟弱などの悪いイメージが多い秀秋を、全く違う角度から描いており、とても興味深い内容でした。

歴史に詳しくない人も楽しめる作品だと思いますので、是非一度読んでみて下さい!

決戦!関ヶ原

決戦!関ヶ原